はじめに
K グリーンエナジーの「K」は、Kairyu(海流)と Kuroshio(黒潮)のこと。
24時間365日絶えず安定的に流れている黒潮を利用して発電するシステムです。
ここでは「何故、今、K グリーンエナジー(海流発電)が必要なのか」お話しいたします。
K グリーンエナジーの必要性
19世紀の主流エネルギー「石炭」〜数十億年の太陽エネルギー〜
人類は、19世紀から石炭を利用した産業革命を開始しました。石炭は、太陽エネルギーが数億年から数十億年かけて蓄積したエネルギーの蓄積物です。つまり、太陽エネルギーによる光合成によって二酸化炭素と水で有機物(植物)が成長したものが蓄積し固体となったものが石炭です。19世紀はまさに石炭の時代で、それはまた、太陽エネルギーの長い年月の蓄積(ストック)を利用した時代でした。

20世紀の主流エネルギー「石油」
20世紀になると、人類は石油を発見し石油を使用した内燃機関(エンジン)を利用して産業を大きく発展させました。この石油も石炭同様、太陽エネルギーが数億年から数十億年蓄積した有機物でできた液体です。このように、20世紀は石油の時代であり長い年月をかけて蓄積された太陽エネルギーを利用した時代でもありました。

21世紀現在の主流エネルギー「再生エネルギー」〜フローのエネルギー〜
19、20世紀は、この太陽エネルギーの長い年月の蓄積(ストック)を利用し過ぎたために、大気中のCO2ガス濃度が上がり、温暖化をもたらす結果となりました。そのため、21世紀は、この太陽エネルギーの蓄積を使わずに1年間の太陽エネルギー(フロー)だけを利用する世紀と言えます。


つまり、1年間に太陽が地球に与えるエネルギーにより成長する植物を燃料に変えるバイオマスエネルギー、太陽エネルギーそのものを電気エネルギーに変える太陽光発電、太陽の熱分布が異なることにより発生する空気の流れ、つまり風を利用する風力発電、太陽エネルギーが海面を温め、蒸発した水分が雨となり、その雨によって発生した川のエネルギーを利用した水力発電など、再生可能エネルギーの社会へと変換することが求められています。
地球の地上で利用できる太陽光は全体の約30%のみ、残りの約70%は海洋に注がれ利用できていないのが現状です
このような必要性がありながらも、現在開発されているフローの太陽エネルギー(バイオマス、風力、水力、太陽光発電などのすべてを含む)は、地球上に注ぐ約30%である地上分しか利用されておらず、海洋に注がれている約70%の太陽エネルギーは現在全く利用されていません。このエネルギーは温度分布の差によって生じる海水の運動、つまり海流のエネルギーとなっています。

まとめ
海流を利用すれば、海水が空気の質量の約1,000倍も質量が大きい事と、風力より海流の方が立地可能場所も広がるため、海流は風力の100倍以上の発電が可能となります。
つまり現代に必要なのがこの「K グリーンエナジー(海流発電)」なのです。
K グリーンエナジー発電システムを実用化するため、皆さまのご支援ご協力をお願いいたします。